NATIVE CARAVAN

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2021年12月20日

インタビュー

【インタビュー】羽生直剛 株式会社Ambition22 コーポレートサイト制作裏話

元日本代表、“オシムの申し子”と呼ばれた羽生直剛様のコーポレートサイト制作を弊社で担当させていただきました。
そのご縁から、サッカーとの出会いや、プロサッカー選手でのご経験等から今に繋がるまでのストーリーをインタビューさせてもらいました。

目次

  1. サッカーを始めたきっかけ
  2. プロサッカー選手になれたターニングポイント
  3. オシム監督との出会い
  4. プロサッカー選手を16年間続けられた理由
  5. 新しい環境でチャレンジする上で意識していたこと
  6. NATIVE CARAVANを知ったきっかけ
  7. 現在の活動について
  8. 未来のビジョン

1.サッカーを始めたきっかけ


シンプルなきっかけとしては「キャプテン翼」世代だったということが大きいですね。
4歳くらいのころから、近くのお兄さんたちがサッカーをやっているのを見ていたこと、それと並行してキャプテン翼がテレビでやっていて、自然とボールを蹴りたいと思うようになりました。
当時はアカデミーなどのスクールがあったわけではないので、サッカーの少年団に入り、普通に小学校に行って…という感じでした。


2.プロサッカー選手になれたターニングポイント

普通の小中学校を卒業して、高校は割とサッカーが強いといわれている八千代高校に行きました。
そこで「選手権全国大会に14年ぶりに出た」、「国体で3位になった」、という実績を作った上で、筑波大に進みました。

しかし僕は身体も小さいですし、特別なスキルがあったわけではないので、プロにはなれないだろう、なれても3年で終わるだろうといわれていたんですね。
だから、将来のことを考えて筑波大在学中は教職をとったりしました。
大学3年で、初めて大学選抜に入って活躍できたときに活躍できるようになり、少しプロというものが見えてきた感じです。
大学選抜の大会などで活躍できるようになったことで、それがスカウトの目に止まって…といった流れでプロの道が開けました。
それまでは「プロになれないだろうな」という思いのほうが強かったですね。


プロで生き残るための自分の良さを伸ばす


プロになってからは、とにかくすべてにおいて必死でやるといった感じでした。
苦手な技術も多かったですし、「自分は下手だ」と思いながらやっていたので必死感は強かったと思います。
そんなとき、僕の恩師であるオシム監督が「お前は小さいけど、自分が1人抜くとかじゃなくても、自分が危険なエリアに入って近くの選手に預けて、今度はもっと危険なエリアに入ってまた預けて…いうことをするうちに、もっと有益な選手になるよ」といってくれました。
自分のよい部分を認めてくれる監督に出会えたことで、そこをやり通そうという思いで必死でプレイしていましたね。


3.オシム監督との出会い

プロになってさまざまな出会いがあった中で、オシム監督との出会いは本当に大きかったです。
起業するということや、自社ホームページを作るということに対しても、オシム監督がいなかったらそうしていなかっただろうというくらい大きな存在です


オシム監督から学んだこと

ひとつは、「楽をするな」ということです。
自分が2年目のときにオシム監督が来たのですが、当時は8位で「まあまあよかったね」と思っているようなチームでした。
けれどオシム監督が来たことで、8位なんかで満足してるんじゃないみたいなことを言われたんです。
中間チームで楽をしているな、と。
「いいもの食べて、いい車に乗って…みたいな贅沢をして豊かだと思っているのか」、「もっと上を目指さないのか」、「代表選手を目指そうとは思わないのか、」とも言われました。


「3年くらいで終わる」といわれていた自分が、なんでそんなことで満足しているんだといわれて、魂を引っ張り上げられたような感じがしたんです。
人生を、真ん中で安心安定のところで気楽に過ごすな、どうして豊かな人生にしようとしないんだ、これはサッカーも一緒なんだぞ、と。
点を取るには何らかのリスクをおかさなければいけない、そういうオシム監督の言葉が僕の琴線に触れました。
このオシム監督の教えは、僕が今でも大事にしていることです。


現役時代出会った選手の中で、印象に残っている選手はいますか?

どんな選手でも、ここは敵わないというものをひとつは持っています。
それこそあんまり試合に出ていない選手でも、印象に残っている選手はたくさんいますね。
その中でも中村俊輔さんは、やっぱりすごいなと思います。
俊輔さんは、練習のレベルでいったら「こんなにたくさんフリーキック入るんだ」とか。
僕なんかはフリーキック決めたことがないですけど、俊輔さんは10本やったら7本は入っていましたので。
俊輔さんは体も大きいので、こんな大きい人がこんなプレイができるのか、こんなテクニカルなのか、と思わされました。
こんな人だから海外で活躍できるんだなと思いましたね。


4.プロサッカー選手を16年間続けられた理由


最近、経営者の人と話す中で、「チーム全体、会社全体、組織全体で利益を生み出す」といったことを考える機会が増えました。
この利益を出すというところから逆算して動いてくれる社員がいれば、会社は助かりますよね。

サッカーにおいても、自分のゴールだけ決めれば満足だという選手は、一時的にはいいですが「長いスパンで見たときに活躍してくれるのか」というと、僕はそうじゃない思います。
チームが勝つことに焦点をおいて、それを逆算したときに自分に何ができるか、ということを考えることが大事だと思うんですね。
チームでプレイしていたときは、「チームが勝つためにどうすればいいのか」、「監督が喜ぶ勝ち方をするにはどうすればよいか」を考えていました。
だからか、戦術理解能力が高いといわれていて、どの監督にも喜ばれる選手だったと思います。
引退してから「僕が長く続けてこられた理由」が何かあるかを考えた場合、そういう部分なのかなと。



スカウトを経験しての選手の見方

スカウト業務は1〜2年しかしていなくて、スカウトを業務から離れてもう5年くらいになります。
当時やっていた2年間の中で、自分が選んだ選手が結果を残したかというと正直なところ半々くらいです。
選手を獲得するときに「これができないとな」みたいな自分のこだわりはありましたが、当時やっていたことが正しかったかというと、ちょっとわかりません。
スカウトをもっと長くやっていたら、わかってくるものがあったかもしれないですね。
今だったらこういう選手をとったほうがいいかな、という見方ができるかもしれないが、当時の2年間で評価できるものはあまりないと思っています。


5.新しい環境でチャレンジする上で意識していたこと


例えばサッカー選手の中でも、少し攻撃的で「ドリブルがうまいけど取られても取り返しに行かない」というプレイをする人がいます。
僕から見ると、そういう選手は「たまにいい点取るけど、やる気あるのかな。」と思ってしまいます。
「取られたことをくやしいと思える人」じゃないと、一緒にやっていくことは難しいと思うんです。
こういう価値観は、サッカーでも一般生活でも一緒だと思います。

僕自身は移籍をどんどんして活躍するタイプの選手ではないなと思っていて、「長くいるほど自分を理解してもらえるタイプ」だと思っていました。
だから、いきなり「J2のどこどこに行って」みたいな話はなくて、ジェフかFC東京で引退しようと考えていました。

それを前提に自分なりに意識したというところを思い返すと、目線を合わせるというか、月並みですが円滑なコミュニケーションを心がけていました。
例えば、日本代表のときにFC東京に移籍して、「日本代表の選手が来た」みたいな目で見られても、「そんなたいした選手じゃないから、むしろ教えてよ。楽しくやろうよ。」というスタンスです。
FC東京でもベテランから若手までいる中で、誰に対しても同じように接するよう心がけていました。
サッカー選手という前に、人間として一緒にやりたいと思ってもらえるような振る舞いをするように意識していましたね。


6.NATIVE CARAVANを知ったきっかけはなんですか?


ネイティブさんでホームページ制作を手掛けている「みらいきれい」の経営者の石渡さんと仲がよくて、ホームページを立ち上げたいと話したときに紹介してくださったのがネイティブさんでした。
僕が会社を作るとなったときに、「羽生さんだったら知名度を利用してSNSをやって宣伝すればいいじゃん」というアドバイスが多くありました。
でも僕は本物感を出したいと思っていて、ちゃんと社長として何かを伝えようとしていることを理解してほしくて、そのためには本物のホームページを作って本物感を出すことが有効だと思ったんです。


制作がスタートしてどのように思われましたか?

僕は、「信頼している人の知り合いは信頼できる」と思ってしまうタイプなんです。
だから「信頼している人の知り合いなら大丈夫だろうと」最初からネイティブさんを信頼していました。
あとは雰囲気がすごくいいなと思いました。
湘南の人たちは全員そうかもしれませんが、カメラマンさんを含めておおらかなマインドというか、前向き、できる限り協力しますという姿勢にすごく温かみを感じましたね。
いろいろなことにコミュニティの中で協力してくれる、飲み会を開けば人が集まる、そういうことがその人の価値だと思っているので、ネイティブさんへの信頼はどんどん高まりました。


サイト公開後、周りからの反響はありましたか?


ホームページが公開されてすぐに、「かっこいいね」とか、「動画もあるんだね」、「ちゃんとしてる」、といったうれしい声をたくさんいただきました。
「サッカー選手から起業して会社を作り、ビジネスマンとして動く」僕みたいなケースはあまりありません。
自分の代表歴や、プロで16年やったという実績がある場合、サッカークラブを開いたり解説したり…というケースが多いと思います。
けれど、起業していろいろな人と話す中で、「HP見たんですけど」と言ってもらえることも多く、こうした経験ができていることがすごいと感じています。

「元サッカー選手の羽生と誰かが話す」のではなく、「会社と会社が話す」ということができているのは、ホームページがあるからこそだと思います。
「ホームページでビジョンについてもきれいに出していますね」と言っていただけたときに、ほかのサッカー選手が経験しないことをさせてもらってるんだなと実感しました。
これを実感できただけでも、ホームページを作ってよかったなと思っています。


7.現在の活動について


スカウト業務を経験した1〜2年の時間の中で、一般社会のことを学ぶことができました。その期間の中で、自分の判断軸で更にチャレンジしたいという気持ちと出会うことができたからこそ、「起業」という選択をし、その決断が今につながっています。

今、僕のところにいるアスリートは、1〜2年かけて教育をして社会性を身につけてもらいます。
アスリートとしての人生に一区切りついたときに、「自分の強みは何か」「出来ることは何か」ということを見つけて、次の社会に繋げるため後押しをしたいと考えています。
ここで、ホームページをもっと活性化して、そこに企業さんに入っていただき、価値の交換ができるのが理想です。
アスリートがプログラミングのスキルを身につける様子を、ホームページで発信していくようなコンテンツを作るのもいいかなと思っています。

すると、アスリート側はプロモーションを受けているような形ににもなるので、プロモーションを僕らがやって、企業様にも一緒にこのアスリートを成長させてほしいなと。
マネジメント契約やセカンドキャリアという、「アスリートを○○にする」という形ではなく、企業と一緒に成長させていただく…ということができたらいいと思っています。

うちにはライフセーバーの女の子もいるんですけど、彼女を入れたのは彼女が自分なりの世界観をもっているからです。
ライフセーバーの世界大会は、優勝してもお金が全然もらえないんですって。
でも、「世界大会で優勝すれば、世界一、人を早く助けられる人になれるということだから」という考えで、彼女は優勝を目指してトレーニングしている。
こういう話を聞いて、「スポーツの価値を探すにはサッカーだけじゃダメなのかもしれない」と思ったんですね。
海のゴミ拾いをするのもライフセービングの仕事だと普通に言っていました。
スポーツやアスリートの価値というものを、彼女の姿勢から学べるという側面も大きいと思います。


8.未来のビジョンをお聞かせください。


将来のビジョンについて色々と考えることはありますが、今は可能性を広げるために様々なことに取り組んでいます。その際に大切にしていることは、オシム監督への恩返しや、周りの人への恩返し、子どもたちにできることなど、よかれと思うことは積極的にやるように意識しています。
オシム監督への恩返しや、周りの人への恩返し、子どもたちにできることなどを考えたときに、よかれと思うことは積極的にやるようにしています。

例えば、企業とつながって子どもたちや親御さんの持ち出しなしで大会を開けたらいいな、ということを考えています。
クラブや親御さんの持ち出しがない大会を開き、それが最終的には大きな輪になれたらいいなと。
そして、その少年たちが集まるところに弊社のアスリートが行ったら喜んでもらえるんじゃないか、そのためにはアスリートを教育して企業とつながって…という形で大きな輪にしていけたらいいですよね。
最終的にその大きな輪が、ボスニアにいるオシム監督を含む世界にも繋がり、結果オシム監督への恩返しができたら最高です。

「写真提供:FC東京」



■羽生直剛さん(はにゅう・なおたけさん)
1979年12月22日生まれ。千葉県出身。2002年に筑波大学からジェフに加入し、オシム監督に重用されてレギュラーに定着。2006年に日本代表に初招集され、2008年までに国際Aマッチ17試合に出場した。
その後、FC東京、甲府でプレーしたのち、2017年にジェフに復帰。翌年に引退し、FC東京の強化部スカウトを経て、現在は自身が立ち上げた会社「AMBITION22」の代表を務める。

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